(塩 その20)○ 「ガチぶと 濃厚塩タンメン」(明星)食べ応えのある極太麺とエキスがしっかりと染みこんでいる濃厚スープを味わうことが出来るガチぶとシリーズから濃厚塩タンメンの登場です。 タンメンといえば麺やスープだけではなく具だくさんといったイメージもあります。具材もバラエティになるとまさに三拍子揃った美味しさとなるのですが、はたして。 お湯を入れて5分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ラー油のような液体スープのとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられるといった感じです。 早速、スープを一口いただきます。適度な脂分があるので口当たりはとても良く、ピリッとした辛さもちょうど良いといった感じで野菜のエキスも染みこんでいます。 具は挽肉、キャベツ、キクラゲ、ニンジン、チンゲンサイ、モヤシ、ゴマ、長ネギの8種類といったバラエティ豊かなラインナップとなっているのが嬉しいですね。 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっているのですが、普通の麺の倍はあるのではと思わせる太さとなっているので喉ごしの良さを楽しむことができます。 キレがあって味わい深いスープと一緒にいただくガッチリとした太麺は食べていて本当に嬉しくなってくる一品。太麺時代に欠かせない存在となりつつあります。 ○ 「凄麺 鶏塩らぁめん」(ヤマダイ) 凝ったスープと具材に合わせて本格的な麺で美味しさを演出していることでお馴染みとなっている凄麺シリーズ。今回は鶏の風味が楽しめそうな鶏塩らぁめんの登場です。 鶏油が薫る琥珀色に澄んだ塩味スープといったことが蓋に書いてありましたが、それを読まなくても澄んだスープだというのがビシビシと伝わってくるといった感じです。 お湯を入れて4分、蓋を開けて麺をよくほぐし、液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。鶏油のおかげで光輝いているようなスープが目の前に現れました。 早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、塩の美味しさというのをしっかりと味わえるような感じで適度な鶏の風味も良いですね。 具は鶏肉だんご、唐辛子、長ネギの3種類となっており、鶏団子はまあまあの大きさで鶏の風味の良さを味わうことができ、タップリ入っている長ネギもいい存在感です。 麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな口当たりと麺のコシの良さというのを楽しむことができ、スープの塩味も染みこんだような美味しさも楽しめます。 スッキリとしているのにコクのあるスープと風味豊かな鶏肉だんごがとても印象的な一品。飽きのこない美味しさとなっているので最後の一滴まで満足といった感じです。 ○ 「百福長寿麺 鶏だし塩ラーメン」(日清) インスタントラーメンの父である安藤百福氏は長寿だったということで、その安藤氏の生誕百年を記念して誕生したのがこの百福長寿麺鶏だし塩ラーメンです。 生誕百年記念ということで麺の長さを100センチにして「人生を長く実りあるものに」といった願いを込めているとのこと。かなり縁起の良い一杯となっていそうです。 お湯を入れて4分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。鶏だしのとても良い香りが漂ってきて食欲を思いっきりそそられました。 早速、スープを一口いただきます。適度な脂が入っているのでとても良い口当たりとなっており、鶏だしの風味をしっかり楽しめるのに後味はスッキリとした感じです。 具は鶏肉、カマボコ、タマゴ、唐辛子、長ネギの5種類となっており、ささみのような鶏肉はとても良い味わいで、なんと言っても縁起の良いカマボコが最高です。 麺は細めで生麺のようなタイプ。ややちぢれ気味なのですが100センチといった長い麺となっているので、とてもすすり甲斐があって美味しくいただくことができます。 縁起の良さもあるのですが、麺にしろスープにしろ本格的な味わいとなっている一品。まさにラーメンの父を祝うようなとても完成度の高い一杯となっています。 ○ 「でかまる 濃厚タンメン」(マルちゃん) 美味しくて必ず満足するくらいのボリューム感があることでお馴染みの「でかまる」シリーズからタップリ野菜の濃厚タンメンが登場しました。 野菜の甘みと黒胡椒等のスパイスが絶妙な濃厚塩ラーメン!といったことが蓋に書いてありました。ボリュームだけではなくメリハリのある味わいを楽しめそうですね。 お湯を入れて3分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ポークエキスとスパイスの混ざったとても良い香りが漂ってきたので食欲をそそられました。 早速、スープを一口いただきます。口当たりはサッパリとしているのですが、濃厚なエキスを舌で感じることができ、スパイスがとても効いているのでキレがあります。 具はキャベツ、モヤシ、キクラゲの3種類ということでタンメンとしては少ない気がするのですが、量的に十分入っているとともにモヤシとキクラゲの食感を楽しめます。 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りなのに麺のコシがしっかりとしているといった感じで、ボリューム感も満足すること間違いありません。 ピリ辛で濃厚なスープとともにいただくタップリの野菜と麺がとても美味しい一品。野菜の種類が少ないことが気になりましたが、スープの味わいの良さで忘れました。 ○ 「匠 清澄 だし塩」(マルちゃん) ワンランク上の雰囲気を漂わせて本格的な美味しさを楽しめるということでお馴染みとなっている匠から赤穂のましおを使用した清澄だし塩の登場です。 すっきりとしながらもダシの旨味が広がる、コクとキレの「清澄」な塩ラーメン。といったことが蓋に書いてありました。澄み切って清らかな味わいとはどんな感じか。 お湯を入れて4分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜ、レトルト具材とあとのせかやくを乗せたら完成。鶏とネギの合わさったとても良い香りがしてきました。 早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりで鶏だしと一緒に和風ダシも楽しめるような味わいとなっており、絶妙の塩加減もなかなか良い感じですね。 具は豚肉、メンマ、ゴマ、長ネギの4種類となっており、豚肉はレトルト具材ということで肉そのものの美味しさとジューシーさを楽しめ、長ネギはとても良い風味です。 麺はノンフライ麺を思わせるようなちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとモチモチとした食感で、スープともよく絡むのでとても美味しくいただくことができます。 ダシの美味しさと塩の味わいというのをスッキリと楽しむことができる一品。後を引かない美味しさの塩味スープはまさに絶品と言って過言ではないと思います。 ○ 「野菜盛り コーンバター風味ラーメン」(ヤマダイ) リーズナブルなのに野菜の入っているラーメンを美味しくいただくことができる野菜盛りシリーズからコーンバター風味ラーメンラーメンの登場です。 バターとコーンの相性の良さは既にお馴染みとなっていますが、カップ麺でどのくらい風味の良さというのを楽しめるのかが気になるところ。はたしてどんな感じなのか。 お湯を入れて3分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから粉末スープを入れてよくかき混ぜると完成。バターのとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。 早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりなのにバターの風味が口中に広がってくるとともにしっかりとした塩味というのを感じることができます。 具はコーン、ニンジン、長ネギの3種類。見た目が華やかなのに加えてバターに良く合うコーンがタップリと入っているのでとても美味しくいただくことができます。 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、バターの風味がしっかりと絡まるとともに、このタイプとしてはモチモチとした食感を楽しむことができます。 バターとコーンの相性の良さと塩味スープの味わいをしっかりと楽しむことができる一品。見た目よりも濃いめの味わいとなっているのも特徴の一つです。 ○ 「とかち麺工房特製 函館らーめん しお味」(とかち麺工房) 十勝新津製麺からとかち麺工房に変わってもしっかりと受け継いでいきたい味というのがあると思いますが、その味の一つである特製函館らーめんしお味です。 あっさりとしていてコクのある魚介のダシがきいた特製スープ。といったことがラベルに書いてありました。しお味ならではの後に引かない味わいを楽しめそうですね。 お湯を入れて4分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜ、最後にレトルト具材を乗せれば完成。そんなに強くはない魚介の香りが漂ってきました。 早速、スープを一口いただきます。脂が程良く入っているので見た目よりも舌に絡まってくるような感じとなっており、適度な塩加減ということで美味しくいただけます。 具はチャーシュー、コーン、ニンジン、長ネギの4種類となっており、見た目が華やかなのに加えてレトルト具材のチャーシューがとてもジューシーな味わいです。 麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りとともに喉ごしの良さを楽しむことができ、スープもしっかり絡むのでとても美味しくいただくことができます。 北海道産小麦100パーセントで本格的な美味しさとなっている麺がとても印象的な一品。ただ、スープを入れる袋とかが前の名称になっているのがちょっと残念です。 ○ 「麺処 一徹 コク旨しお味」(明星) 何か頑固一徹で職人のような人が切り盛りしているラーメン屋で出てきそうな雰囲気が漂っています。その名も麺処一徹(いってつ)で今回はコク旨しお味です。 麺処というくらいですから麺の方にも自信があるということ。コクのあるしおベースのスープに対してどのような麺になっているのかということがとても楽しみです。 お湯を入れて4分、蓋を開けて調味オイルを入れてよくかき混ぜ、あとのせかやくをかければ完成。ポークとチキンのエキスの香りがうっすらと漂ってきました。 早速、スープを一口いただきます。塩味系のスープとしては濃いめの味付けとなっているのですが、しっかりとコクというのを感じることができるので美味しいですね。 具は挽肉、タマゴ、唐辛子、ゴマ、タマネギ、長ネギの6種類となっており、全てがあとのせということなのですが、中でもタマネギは揚げてあるので風味が良いです。 麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、平型なのでスープがよく絡んで美味しくいただけるとともに滑らかな舌触りとモチモチ感というのも楽しむことができます。 ピリ辛でコクのあるスープによく合う平打ち麺がとても印象的な一品。濃いめのスープなのにグイグイと飲めちゃうというのも魅力の一つなのかなと思います。 ○ 「つるっとワンタン麺 旨み塩」(マルちゃん) つるっとしたワンタンの食感を楽しむことができるとともにバリエーション豊かなスープでお馴染みとなっているつるっとワンタン麺シリーズから旨み塩の登場です。 以前にただの「塩」というのをいただきましたが、今回いただくのはより一層美味しそうな「旨み塩」ということです。進化したスープの味わいを楽しめそうです。 お湯を入れて3分、蓋を開けて粉末スープを入れてよくかき混ぜれば完成。見た目はスッキリとしていそうなスープとなっており、強い香りなどは感じられませんでした。 早速、スープを一口いただきます。あまり香りがしないのでダシの方は効いていないと思ったのですが、しっかりとダシの効いた味わいで塩加減もちょうど良いです。 具はワンタン、カニかま、ゴマ、長ネギの4種類となっており、目玉のワンタンは文字通りつるっとしていて具の挽肉はスープに負けない濃いめの味付けで美味しいです。 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、このタイプとしてはしっかりとしたコシというのを感じることができるとともにスープともよく絡んでくれますね。 後味はサッパリとしているのにコクのあるスープとつるつるしたワンタンの組み合わせがとても心地良いと思える一品。胡椒が効いているのもプラスの一つです。 ○ 「麺職人 ねぎらーめん 鶏だし塩」(日清) もう、インスタントとはいわせない。といったフレーズでお馴染みとなっている日清麺職人シリーズからネギと塩の美味しさを楽しめるねぎらーめんの登場です。 醤油に塩に味噌といった基本的な味付けで勝負してきた麺職人シリーズがさらに具材に変化をつけてきたというのが注目です。より一層の美味しさを楽しめそうですね。 お湯を入れて4分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜ、あと乗せかやくを乗せたら完成。鶏出汁と長ネギが合わさったとても良い香りが漂ってきました。 早速、スープを一口いただきます。とても澄んでいるスープなのでそれなりの味付けなのかと思ったのですが、鶏の出汁がとても染みこんでいるので美味しいです。 具はタマゴ、レッドベルペパー、長ネギの3種類。フワッとしたタマゴも良い感じなのですが、なんと言っても長ネギは風味と甘みをしっかりと楽しむことができます。 麺はノンフライのストレート麺となっており、つるっとした舌触りとモチモチとした食感を楽しむことができ、鶏出汁の風味もしっかりと絡まっている味わいです。 そもそも美味しい麺に加えて相性の良い長ネギと鶏の風味を楽しむことができる一品。麺そのものの美味しさを邪魔することなくさりげなく進化しているのが嬉しいです。 |